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学会・セミナーレポート

一般社団法人日本獣医眼科カンファランス2018年年次大会 開催される

 2018年8月19日(日)、東京・御茶ノ水ソラシティにて、一般社団法人日本獣医眼科カンファランス(JVOC)2018年年次大会が開催された。今回は「ぶどう膜炎」をテーマに4講演が行われ、その他に一般演題、合同セッションが行われた。

 今回の大会長である金井一享先生(北里大学)の挨拶からはじまり、午前中は一般演題5題の発表のあと、滝山直昭先生による「免疫原性ぶどう膜炎について(獣医眼科学)」の講演が行われ、主に水晶体起因性ぶどう膜炎(LIU)、Vogt−小柳−原田病(VKH)の解説が行われた。昼のJVOC活動報告を挟み、午後は宝来玲子先生(NIH)による「自己免疫性ぶどう膜炎の発生機序」、長井紀章先生(近畿大学)による「ナノ結晶による眼科DDS(ドラッグ・デリバリー・システム)−前眼部・後眼部への薬物供給と眼疾患の治療−」の講演が行われ、人医学の観点からの基礎研究および最新知見が紹介された。そして、金井一享先生による「ぶどう膜炎の新たな治療法」の講演が行われ、可能性として新規物質や分子標的薬、ナノ粒子化製剤などの解説が行われた。最後の合同セッションでは、先のぶどう膜炎に関する講演を踏まえ、多くの質疑応答が行われた。

 新しい試みとしては、今回から一般演題に関してアワード表彰が実施されることになり、三輪幸裕先生(慶應義塾大学)発表の「網膜病的血管新生・神経変性に対するHIF阻害剤トポテカンの治療的効果」が選出された。

会場の様子

第3回先制動物医療研究会総会・シンポジウム開催

 2018年6月24日(日)、日本獣医生命科学大学にて、第3回先制動物医療研究会の総会およびシンポジウムが開催された。 3回目のシンポジウムとなる今回は「『食』で日本を健康にする」をテーマに3講演が行われた。
 はじめに「獣医学における予防医学」と題し、矢澤一良先生(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門研究院教授)が健康長寿社会における予防医療の重要性と具体的な機能性おやつの開発について解説された。
 次に、「ペットの肥満発生メカニズムと抗肥満サプリメントの開発」と題し、新井敏郎先生(日本獣医生命科学大学、本研究会会長)が、内臓脂肪の蓄積の具体的なメカニズムを解説され、それに伴う有用なサプリメントの開発について紹介された。
 最後に特別講演として、「韓国の食肉事情」と題し、崔昌本先生(韓国・嶺南大学)が、韓国肉牛業界の歴史から現状、よりよい肉の品質向上のための研究などが紹介された。
 2017年4月発足から1年が経過し、今後も会誌「先制動物医療」の発行(2018年6月に第1号発刊)やシンポジウムの開催、ISACP2018Tokyoでのシンポジウム共催、学術会議への登録、農林水産省・知の集積 イノベーション創出事業へのプロジェクト申請など、予防や栄養などの分野をメインに「人と動物がともに健康に長生きできる社会の実現」を目指す。

会場の様子