カートを見る

学会・セミナーレポート

日本ヒルズ・コルゲート主催
「ここまできた!腎臓病の早期診断」セミナー 開催

 2016年7月24日(木)、アイデックスラボラトリーズ本社(東京)にて、日本ヒルズ・コルゲート主催による腎臓病の早期発見と早期治療に関するセミナーが開催された。
 「ここまできた!腎臓病の早期診断」と題し展開された本セミナーでは、前半は「慢性腎臓病のペットにより長く健康に暮らしてもらうために」と題しKathy L. Gross先生(Hill’s Pet Nutrition, Inc)が、後半は「犬猫のCKDの早期診断」と題し宮本賢治先生(日本小動物血液透析協会・エンジェル動物病院)が講演された。どちらも慢性腎臓病の犬猫がより長く健康に暮らしてもらうために大切な早期の診断について、本年7月より日本でも利用可能となった新しいCKD診断検査方法であるSDMA検査を交え、栄養学の介入とその効果や臨床現場で押さえておきたいポイントなどが解説された。
 会場には100名近くの参加者が集い、講演後は慢性腎臓病の犬猫の早期発見による臨床現場での効果的な対応方法など、活発な質疑応答がなされ、あらためて慢性腎臓病そして早期発見への関心の高さがうかがえた。

会場の様子

Kathy L. Gross先生

宮本賢治先生

国際動物専門学校・大宮国際動物専門学校
「国際★どうぶつ祭」 開催される

 2016年7月23日(土)、24日(日)、国際動物専門学校にて今年で11回目を数える「国際★どうぶつ祭」が開催された。
国際動物専門学校には、動物看護・理学療法学科、動物看護・栄養学科、美容・デザイン学科、自然環境・動物飼育学科、しつけ・トレーニング学科があるが、それぞれの学科の特性を活かしたプログラム「ワンちゃんの身体検査&リハビリ!動物病院体験」「トレーナー犬ふれあい」「犬のデモンストレーション&トレーニング体験」「犬猫のリボン作り・エクステ作り・迷子札作り」「ワンちゃんのおやつ作り」「ワンちゃんのファッションショー」などが学生たちの手により行われた。プログラムによっては犬、インコ、爬虫類などに触れるコーナー、連れてきたペットに参加してもらうコーナー、クイズコーナー、ミニゲームもあり、来場者の楽しそうな様子がうかがえた。会場には、ペットを連れた方や、家族連れの方、学生の父兄、近所の子供たちなどさまざまな方が来場し、大きな賑わいをみせていた。
 なお、同じ日程で大宮国際動物専門学校でも5回目となる「大宮国際★どうぶつ祭」が開催された。両校の総来場者数は2,936名で、前年の2,323名を大きく上回る結果となった。

ワンちゃんのファッションショーの様子

第57回比較統合医療学会大会 開催される

 2016年7月2日(土)、3日(日)、日本獣医生命科学大学(東京)において、第57回比較統合医療学会大会が開催された。
 2日は、「米国の新しいヘルスケアの潮流―統合医療を中心に」と題し、安西英雄先生(アンザイ アンド アソシエイツ)の講演が行われ、日本のこれからの獣医療を考えていくうえで、たいへん参考となる内容であった。3日午前中は、鈴木信孝先生(金沢大学)のシンポジウム「補完代替医療と汎動物学」、岡田ゆう紀先生(日本獣医生命科学大学)のシンポジウム「アメリカの針診療の資格取得のシステムについて(Chi institute 小動物)」、富岡美千子先生(北里大学)のシンポジウム「ウマの鍼灸学トレーニングプログラム受講」が、午後には一般講演5題が発表された。また会期中は会場内にポスター発表3題が展示されていた。
 今大会は、昨年2015年11月に「日本伝統獣医学会」より「比較統合医療学会」と会名変更してから初の学会となる。本学会はヒトと動物、現代と伝統、西洋と東洋といった医療分野を比較統合した考察、議論の場となり、それぞれの医療分野に寄与することを目的とし、今後も活動を続けていく。

会場の様子

WJVF第7回大会 開催

 2016年7月8日(金)~10日(日)、ホテルニューオータニ大阪にて、WJVF第7回大会が開催された。今年は金曜日の午後からのスタートとなり、初日から多くの獣医師の先生方や動物看護師の方々が集った。
 「獣医師セッション」「スペシャリストに聞いてみよう」「動物看護師セッション」「獣医師・動物看護師共通セッション」「実習」にカテゴリー分けしたプログラム構成で、呼吸器、循環器疾患や、画像診断学、腫瘍学、神経学、軟部・整形外科学、眼科学や口腔外科、内分泌学、麻酔学や行動学など、今年もプログラムは多岐にわたった。市民公開講座が今年は別の日程であったにも関わらず、1,700名を超える獣医療関係者が参加され、目的の会場へ足を運び、充実した3日間を過ごした。また恒例のスタンプラリーやFacebookページに各出展企業が紹介されるといったイベントが今年も実施され、企業展示ブースも大いに盛り上がった。
 2019年の9月に東京で開催されるFASAVAとの共同開催に向け、JAHA、JBVPとともに共通の理念をもち、伴侶動物医療の向上、そして高齢者が動物と暮らしやすいような社会づくりに貢献していきたいと石田卓夫会長。JBVP同様WJVFのさらなる発展、社会貢献への思いが強く感じられた。
 WJVF第8回大会は、2017年7月7日(金)~9日(日)ホテルニューオータニ大阪にて開催予定。

開会式にて石田卓夫会長

会場の様子

第3回 猫の集会 開催される

2016年7月3日(日)、品川インターシティホール(東京)にて、「臨床獣医師・動物看護師のための勉強会 第3回猫の集会」が開催された。主催はISFM(国際猫医学会)の日本組織である、Japanese Society of Feline Medicine(JSFM、ねこ医学会)。今回は獣医師向けの「Academic session」と動物看護師・スタッフ向けの「CFC session」に分かれ展開された。

 「Academic session」では「猫の腎臓病を網羅する―CKDを中心に―」をテーマに、「Overview:腎臓病と心臓病の関連」「内科学・治療」を竹村直行先生(日本獣医生命科学大学)、「臨床病理学・診断学」石田卓夫先生(赤坂動物病院)、「画像診断学」戸島篤史先生(日本小動物医療センター)が講演され、用語を的確に用いることの大切さや、SDMA検査等、猫の腎臓病のブラッシュアップとともに最新のトピックも盛り込まれたセッションとなった。「CFC session」では、「腎臓病猫の看護管理学」難波信一先生(マーブル動物医療センター)、「栄養管理 基礎~応用」上田綾子氏(ロイヤルカナンジャポン)、「猫の行動学・問題行動」入交眞巳先生(日本獣医生命科学大学)、「猫にやさしい診療・入院管理編」桑原 岳先生(くわはら動物病院)が、講義された。この講義は、ライブビューイングで実施され、参加者たちは少人数の教室でそれぞれ学ぶことができた。2017年にはカリキュラム制度が導入される予定である。

 また今回は、猫の集会の開催前に「CFC特別セッション」がランチョンセミナー形式で実施された。班ごとに分かれてハード面、ソフト面での工夫について発表され、参加者たちは、日々の猫の診療をとりまく疑問や悩みを共有しあい、白熱したセッションとなった。
今後も猫医学の底上げに尽力していきたいという石田卓夫会長。今回は500名を上回るの参加者が集った。

会場の様子

第15回日本獣医がん学会 開催される

 2016年6月25日(土)、26日(日)東京コンベンションホール(東京)にて、第15回日本獣医がん学会が開催された。
 初日のシンポジウムは2テーマを設けて行われ、午前中は「腫瘍摘出後の再建外科を医学から学ぶ」をテーマに頭頚部の機能温存と生存率の向上を目指した再建術と超選択的動注化学療法や、上部消化管外科における機能温存再建手術について、午後は「疼痛管理」をテーマに、犬猫の痛みの評価や鎮痛薬、外科施術手技に応じた周術期疼痛管理、担癌患者の症例を交えた癌性疼痛管理やインフォームドコンセントについて講演が行われた。
 2日目のメインシンポジウムでは「頭頚部扁平上皮癌」をテーマにして「頭頚部扁平上皮癌の臨床病理」平田雅彦先生(アイデックス ラボラトリーズ)、「頭頚部扁平上皮癌の病理」賀川由美子先生(病理組織検査ノースラボ)、「頭頚部扁平上皮癌の画像診断」和田昌絵先生(ORM神経病・読影センター)、「頭頚部扁平上皮癌の外科」相川 武先生(相川動物医療センター)、「頭頚部扁平上皮癌の内科・放射線療法」細谷謙次先生(北海道大学)の講演がなされ会場の先生方は熱心に耳を傾けた。
 また、前回のがん学会に引き続きランチョンセミナーが行われた。石田卓夫先生(赤坂動物病院)による「すべての化学療法実施症例にペディオコッカスを」(協賛:共立製薬)、小笠原聖悟先生による「ゼロから学ぶ骨髄検査~手技から診断まで~骨髄検査材料の採材と標本準備」(協賛:アイデックス ラボラトリーズ)、青木琴代先生による「ランチョンだから話せる!キャミック画像診断」、久楽賢治先生による「腫瘍疾患に生かすCT・MRI画像診断」(協賛:キャミック)、大参亜紀先生(東京大学)による「CHOPプロトコルを使いこなしてみよう!~犬の多中心型リンパ腫を中心として~」(協賛:ファームプレス)と、前回より2枠増えての展開となった。
 この他、一般口演、教育講演およびⅡ種対応の総合教育講演(8項目)も行われた。
 次回第16回は、2017年1月28日(土)、29日(日)大阪で実施予定。

会場の様子