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学会・セミナーレポート

第2回日本獣医動物行動研究会 総会・教育セミナー 開催

2016年2月19日(金)東京大学農学部2号館(東京・文京区)にて、第2回日本獣医動物行動研究会総会が開催された。総会に先立っては昨年と同様に教育セミナーが行われ、「犬の攻撃行動を考える」と題し「家族に対する攻撃行動」(白井春佳先生・にいがたペット行動クリニック)、「他人に対する攻撃行動」(水越美奈先生・日本獣医生命科学大学)、「他犬に対する攻撃行動」(南 佳子先生・みなみ動物病院)、モデレータ(武内ゆかり先生・東京大学)で、それぞれの攻撃行動についての講演がなされた。攻撃行動だけでも様々なケースがあること、動物だけでなく飼い主や環境までしっかりと把握し、教科書やガイドラインをきちんと学んだ上でそれだけに縛られすぎないこと、個別のケースについて的確に聞き取り具体的なイメージを掴むことの重要性について、症例を交えながら解説された。教育セミナー最後に実施された総合討論では、活発な質疑応答がなされた。

昨年「獣医動物行動研究会」から「日本獣医動物行動研究会」になってから一年が経ち、ますます活動に広りをみせる本研究会。詳細については、http://vbm.jp/ を参照。

教育セミナーの様子

第14回日本獣医がん学会 開催される

 2016年1月30日(土)、31日(日)ホテルニューオータニ大阪において、第14回日本獣医がん学会が開催された。
 30日には、認定医Ⅰ種講習会対応シンポジウム【内科】「症例から学ぶ腫瘍診療の落とし穴~診断と治療に苦慮した経験から~」、【外科】「前縦隔腫瘍に対する治療戦略」、認定医Ⅱ種講習会対応総合教育講演「腫瘍の臨床診断と治療」8科目(臨床病理学・診断学総論・治療学総論・外科療法・細胞診断学・画像診断学・化学療法・放射線療法)が行われた。
 また今回の学会では両日にわたり、ゲスト講師としてニューヨーク市アニマル・メディカル・センターのACVS専門医Dr. Chick Weisseが招かれており、低侵襲医療であるインターベンショナル・ラジオロジーの腫瘍治療への活用などについて講演を行った。30日にはInterventionドライラボが人数限定で行われ、31日には大会場で特別講演「インターベンショナル腫瘍学:困難な癌症例に対する新たな(最新の!)治療法」、「尿路のインターベンショナル・ラジオロジー 困難な症例に役立つ手技」、「動脈内注入化学療法」が行われた。いずれも高度かつ具体的な治療方法が解説された。
 両日とも教育講演、一般口演が並行して行われており活況を呈した。動物の高齢化に伴い腫瘍治療への関心は高まっており、参加人数も増加傾向にある。今回はおよそ600人の参加となった。次回開催は6月25日(土)、26日(日)。

会場の様子