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学会・セミナーレポート

一般社団法人 日本獣医眼科カンファランス2015年年次大会開催される

 2015年8月9日(日)、東京コンファレンスセンター・品川 大ホールAにおいて、一般社団法人 日本獣医眼科カンファランス2015年 年次大会が開催された。本年度は「ぶどう膜炎と眼内腫瘍を診る」をテーマに、各講演が行われた。
 午前中は、計4題の一般演題のあと、今大会の大会長である滝山直昭先生(日本大学)による講演「ぶどう膜炎の診断」が行われた。診断評価について、ぶどう膜炎の有無、範囲、程度の評価と原因の評価の2つを挙げ、とくに原因については眼科検査のみではなく全身検査所見が重要であると解説された。
 そして、午後からは若生晋輔先生(トライアングル動物眼科診療室)による「猫のぶどう膜炎」、前原誠也先生(酪農学園大学)による「ぶどう膜の腫瘍」、打出 毅先生(酪農学園大学)による「リンパ腫の診断と治療-眼科領域から―」の講演が行われた。
最後にJVOCよりぶどう膜炎診療ガイドライン2015年度(案)が提示され、その作成およびディスカッションが行われた。ぶどう膜炎の定義と分類、検査、診断、治療の区分で示されたガイドラインの内容に多くの先生が活発な意見交換を行った。
 昨年から会場も変更し、参加者数もこれまでの最多人数を更新した。当日は夏の猛暑もひと段落ではあったが、会場内は参加された先生方の熱意に包まれた。

会場の様子

「獣医師による災害対策および対応」セミナー 開催される

 2015年7月25日(土)、日本獣医生命科学大学(東京都・武蔵野市)において、災害動物医療研究会・関東地区獣医師会連合会・公益社団法人東京都獣医師会の共催により、カルフォルニア大学デービス校からDr.John Madigan、Dr.Patricia Andradeを招き、「獣医師による災害対策および対応」セミナーが開催された。
 前半は「伴侶動物に対する緊急時対応と獣医学」「災害シェルターにおけるバイオセキュリティー、ズーノーシス、疾患伝番予防」「緊急時災害における救護活動」といった講義が行われ、災害時の指揮系統や情報の一元化の大切さなどについて具体例を交えた講義に、参加者は理解を深めた。
 後半は、直下型地震を想定した6タイプのシミュレーションを用いたグループセッションを実施。地震発生後の避難場所として「都内の公園」「体育館」「お寺」「刑務所」「スーパーマーケット」「都内の牧場」の6ヵ所を設定し、それぞれ班ごとに分かれ、前半の講義内容をふまえながら避難してきた動物達への対策と対応の模擬実践が行われた。
前半が講義、後半が実践とういう展開により、災害対策と対応の難しさや重要点を参加された獣医師の先生方が改めて確認できるセミナーとなった。

前半の講義の様子

後半の模擬実践の様子