2019年2月2日(土)~3日(日)の2日間にわたり、アットビジネスセンターPREMIUM新大阪において、日本獣医再生医療学会 第14回年次大会が開催された。
 今回は「ご家族に笑顔を届けられる細胞療法を実施するには―みんなで考えよう―」をテーマに、学術倫理基礎講習会、症例検討会、学術発表会のほか、韓国における再生医療の現状や、ガイドラインおよび届出制度に関する講演が行われた。また、別会場において培養技術講習会が行われた。
 2日目の徹底討論では、はじめに「幹細胞療法の限界?!―失敗症例をもとに考える―」と題し、鳩谷晋吾先生(大阪府立大学)をアドバイザーに、横山篤司先生(さくら動物病院)から幹細胞療法を実施し奏効しなかった症例が複数紹介され、活発な議論が行われた。また、「伴侶動物と暮らすご家族に笑顔を届けられる活性化リンパ球移入療法を考える―LINEで参加―」では、牛草貴博先生(関内どうぶつクリニック)をアドバイザーに、平野由夫先生(ひらの動物病院)司会のもと、獣医師の先生からはもちろん一般の飼い主から集められた細胞療法に関する情報をもとに議論が展開された。
 本学会顧問である石田卓夫先生は、初日の挨拶のなかで、再生医療分野を勝ち戦にするためにはエビデンスづくりを一丸となって行うべきであると述べた。2019年の立春を前に多くの参加者が集まり、その熱意に新たな萌芽を感じる学会であった。

会場の様子